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スマホひとつで部屋が劇的に片付く収納サービス「サマリーポケット」の利用例を中心に、こだわりの収納法や断捨離術など、“モノの管理”についてさまざまな方へインタビューするサマリーポケットジャーナル。 今回は、エッセイストや漫画家として活動している能町みね子さんにご登場いただきました。「断捨離っていう言葉はあんまり好きじゃないんです」という能町さん。物を手放さない「反断捨離」な生活を続けるのに、サマリーポケットをご活用いただいているようです。
私「反断捨離」派なんです。
— サマリーポケットには今何を預けていただいているのでしょうか。能町さんといえば、相撲グッズもたくさんお持ちなんでしょうか?
実は、相撲のグッズはさほどないんですよ。とにかく家も仕事場も本で溢れているので、まずは本を預けました。仕事場を引っ越すタイミングで、前の引越しから開けていない本の入った段ボールが10箱くらいあったんです。それを開けて、とりあえず目についたものからどんどん預けていきました。まずはスペースを作りたかったのでとにかく無作為に預けていったのですが、引っ越し先での片付けがひと段落したら、本棚に並べる本と預ける本を精査したいと思っています。
— すごくたくさん蔵書がおありなんですね!
整理整頓が苦手なもので、それこそ学生時代から持ち物をずっと溜め込んできたんです。私のような仕事をしている人間としては大した量ではないと思うのですが、本だけで1000冊以上はあると思います。ただ買うだけで満足して読んでいないものもたくさんあるんですけどね。電子書籍も良いとは思うんですけれど、やっぱり好きなものは紙で買っちゃうんです。「断捨離」やシンプルライフ、ミニマルライフのブームがありましたが、私は天邪鬼なのでそういったことに反発する気持ちが強くって……。「反断捨離」派です。物を溜め込んでしまうのは仕方ないと思っていますし、それを手放すことにも抵抗があります。
断捨離の風習は悪。ものは捨てないべき。ミニマリスト反対。(そういう問題じゃないけど)/富士山測候所:日誌を廃棄 68年間つづった貴重な40冊 – 毎日新聞 https://t.co/ETklWjYmaK
— 星降る能町みね子 (@nmcmnc) 2018年8月10日
— なるほど。「物を手放すことで、(精神的にも)スッキリする」という考え方については、どう思いますか?
仕事が嫌になったりして、Twitterに「全部やめて逃げ出したい」ってつぶやいてしまう夜もあるんですけれど、じゃあ本当に逃げ出せるかというとそうじゃなくって、「持っている物を手放したくないしな」ということが歯止めになっている部分さえあると思うんです。持ち物って、今まで経験したことが現れているわけじゃないですか。人生の何かの機会で手にしたモノを手放すことは、これまでの自分を否定することにも繋がる気がして、そうしたいとは思えない。でも、部屋に置いておける物量にも限界があるので、サマリーポケットのようなサービスがあるのはとてもありがたいんです。
— 能町さんのモノに対する考え方とサマリーポケットは、とても相性がいいような気がします。これまで収納はどうされていたんですか?
家や事務所に置けるだけ置いておく、という感じでしたね。トランクルームについても検討したことはあるのですが、家賃もかかるし、運ぶのも面倒で断念しました。サマリーポケットはアプリひとつで預けられて簡単だったのでありがたかったです。アプリで持ち物を一覧で見られるから、「これ持ってたな」なんて、忘れていたものを再認識もできて便利ですよね。今は本だけですが、捨てられない雑誌や、洋服やCDも預けていきたいと思っています。例えば絵を額装したまま預けられると良いですよね。ラージボックスには入りそうですけれど、1枚ずつ預けられると便利かもしれないです。あとは、「どこに置いたらいいかわからないもの」って意外とたくさんあるじゃないですか。思い出のものとか、使わないけれど捨てるのは忍びないというものは、ちょっとずつ預けていきたいと思っています。
「ときめかないものを捨てる」という人が多いと思うのですが、私からすると、持っている物でときめかないものはあんまりなくて、全部大事な物なんです。だから、とっておきながらうまくやる方法を考えたい。何もなくてすっきりした部屋より、すごくたくさん物があるけれど楽しい部屋の方が好きで、それをうまいこと助けてくれたのがサマリーポケットでした。
いま、モノを「捨てなくちゃいけない」と思い込んでいる方が、多いのではないでしょうか。
サマリーポケットは、モノを大切に持ち続けたい、そんな方にこそ使っていただきたいサービスです。
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