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クローゼットに収まりきらない洋服を、収納サブスク「サマリーポケット」を使って衣替えした口コミ・評判は?

洋服好きの、少しだけ「あふれた」生活 − 衣替えジレンマの解決方法

コラム:虫明麻衣

今回は編集者・ライターの虫明麻衣さんに、暮らしをよりよくするための工夫の1つとして、収納サブスク「サマリーポケット」を活用しているコラムを寄せていただきました。

編集者・ライターの虫明麻衣さん

洋服が好き。
その気持ちを抱えて大人になった

生まれた時から洋服が好きだ。

いや、そんなはずはないのだけれど、でも母から「麻衣ちゃんは赤ちゃんの時着るものだけは変にこだわって大変だった」と、言われたことがある。自分が母親になってみて思うが、これは結構、めんどくさい話ではある。ごめん、お母さん。

物心ついてからは、とにかく洋服に関してだけは「こういったものが着たい」というイメージがいつも強くあった。裁縫が趣味だった母は、私たち三姉妹がまだ幼かった頃、三人お揃いの洋服をよく作ってくれた。

が、なんせ洋服に関してだけはこだわりがあった私は、「ここのポケットを少しだけ変えてほしい」だの「スカートの長さをもう少し短くしてほしい」だの、かなり細かく注文を入れていた。素直な妹たちがそんなことを言っている姿は一度も見たことがないので、おそらくそんな面倒なことを言い出すのは私だけだったと思う。おかげで、子供の頃の写真を見返すと、「お揃いだけれど長女(私)だけ微妙にデザインの異なる洋服を着ている」という状態のものがたくさん見つかる。まったく、めんどくさい話である。ごめん、お母さん。

三つ子の魂百までとは言うが、たしかに洋服に関してはこの頃のこだわりのまま、大人になってしまった感がある。

最近好きなのは、韓国まで洋服を買う旅に出ること

最近好きなのは、韓国まで洋服を買う旅に出ること

私は基本的に、こだわりというものがあまり強くない人間だ。モットーは「自分に甘く、他人に甘く」なので、何かにこだわるあまり人と揉める、といった経験はほとんどない。例えば仕事上で修正が入った時なんかは、たいていほいほいと修正を入れる。よっぽどのことがない限り、自分の意見を通すよりは他人の意見に合わせることの方が多いと思う。

だけど自分の洋服に関してだけは別だ。別に誰に何を言われたわけでもないのに、どうしてもいちいちこだわってしまう。学生の頃は休みの全てを洋服探しの買い物の時間に割き、バイト代の全てを洋服代につぎ込んでいた。ほとんどこだわりのない私が、人生を通して好きなモノといえば、洋服くらいである。

とにかく、好きなのだと思う。洋服が。

旅先ではその土地で買ったモノや、その土地に合わせた洋服を楽しむのも好き。これは冬のホイアン

旅先ではその土地で買ったモノや、その土地に合わせた洋服を楽しむのも好き。これは冬のホイアン

収納がない、めんどくさい。
衣替えジレンマに悩まされる日々

社会人になり、それなりに好きな洋服を買えるようになってからも、これまたお給料の全てを洋服につぎ込みながら生きてきた。さすがに今はだいぶ落ち着いたとはいえ、私の人生で稼いだお金のどれくらいが洋服につぎ込まれていったのだろうと考えるとちょっと恐ろしい。家が建つとは言わないけれど(たぶん…たぶん。)、車なんかは余裕で買えるだろう。でも車より洋服が好きなのだからこれでいいか、と、言い聞かせている。それが仕事のモチベーションであり、生きる楽しみなのだ。

とはいえ、車なんかは余裕で買えるほどの洋服というのは、それはそれは累積するとものすごい量になる。定期的に知人がやっているフリマに出したり、妹や友人や後輩に譲ったりしてはいるけれど(そういえばこの間、年下の女性に洋服を譲ったら、めちゃくちゃおしゃれに着こなしてくれていてとってもうれしかった。)それでもどうしても、都内の狭いマンションには収まらない量になってくる。

都内の狭いマンションには収まらない量の服を持っている

どうしても洋服だけは一定以下に減らせない。だというのに、私は整理整頓というものがとんでもなく苦手だ。

さらに私は昔から「衣替え」という作業をどうも億劫に感じてしまう。まず季節外の洋服を家のどこにしまうのが正解なのかがわからない。だいたい、この狭い家にしまう場所などない。それに、暑くなったと思ったら翌日に寒くなるとか、もう今年は着ないと思った半袖のTシャツをやっぱり着たくなるとか、そんなことがしょっちゅうあるので、タイミングもよくわからない。だから結局、一年中同じ洋服がクローゼットやチェストにあふれているという状態だった。

季節の変わり目に、すぐに洋服であふれる寝室のチェスト

季節の変わり目に、すぐに洋服であふれる寝室のチェスト

そうすると、好きなはずの洋服も、「考えるのが億劫」な対象になってくる。クローゼットの奥にしまわれたもう着ないであろう洋服のことを考えると、なんだか罪悪感でいっぱいになる。私が唯一こだわって人生をともに歩んできたはずの洋服が、私の「整理整頓ができない」という性格のせいで、私を苦しめる。

好きなモノというのは、あふれてしまうことで逆にストレスの原因になりうるのだ。これって考えてみれば、えらく不幸なことだ。

ところがそれを救ってくれたのがサマリーポケットだ。

大量の服で悩んでいた時、救ってくれた収納サービス

大量の服で悩んでいた時、救ってくれた収納サービス

サマリーポケットは、専用ボックスで荷物を預かってくれるサービスで、月額数百円から利用することができる。預ける時も取り出す時もスマホ1つで操作できる。私は預けたアイテムを1点ずつ撮影してくれる、スタンダードプランから、アパレルボックスという洋服をしまいやすい箱を選んだ。

まず年に二回、衣替えの季節に冬物と夏物を入れ替えるように預けることにした。それだけで、クローゼットを圧迫していた季節外れの洋服がすっきりして、気持ちが軽くなる。衣替えの時期、シーズンオフの洋服を家のどこに仕舞おうか…と頭を悩ませることもなく、スマホで無料の専用ボックスを取り寄せ、かたっぱしから詰めていく。

ここ最近は、コートなどの大物と、薄手のニットなどは時期をずらして預けるようにしている。これで「昨日は暑かったけどやっぱり薄手のカーディガンは着たい」といった時にも困らず、ストレスを感じることがぐんと減った。

冬の大物は一気にクリーニングもお願いしている。かつてはコートは別にクリーニング業者に預けていたが、サマリーポケットで保管と合わせてクリーニングオプションを一緒にお願いするようになって、さらに衣替えのストレスがなくなった

冬の大物は一気にクリーニングもお願いしている。
かつてはコートは別にクリーニング業者に預けていたが、サマリーポケットで保管と合わせてクリーニングオプションを一緒にお願いするようになって、さらに衣替えのストレスがなくなった

スマホから着たい洋服を選ぶだけに。
大事な洋服がより愛おしく

私は旅行が好きなので、冬に気温が高い東南アジアへ行くことも多い。そんな時は、水着やリゾート用のワンピースなどを、サマリーポケットから取り出すようにしている。

家のどこにしまったかわからずあちこち探すより、スマホのアプリ一つでさっと取り出す方が、私にとってはずっとずっとストレスが少ない。

リゾートでしか着ないワンピース。フィリピンのボホール島にて

普段サマリーポケットに預けているリゾートでしか着ないワンピース。フィリピンのボホール島にて

サマリーポケットに預けるタイミングで、やっぱりもう着ないなと思う洋服は、処分をするようにしている。人にあげることもあれば、最近は家の近くに無料で洋服を引き取ってくれるリサイクルボックスが設置されたので、そちらに入れることも多い。このおかげで、罪悪感のようなものは、ずいぶんと少なくなったように思う。

夏のリゾートで使う浮き輪なんかも一緒に預けている。取り出した専用ボックスが届くと、ねこが真っ先に飛び込んでくる

夏のリゾートで使う浮き輪なんかも一緒に預けている。
取り出した専用ボックスが届くと、ねこが真っ先に飛び込んでくる

今年も、大好きなコートを預け、Tシャツや夏に着る水着を取り出した。半年ぶりに会う洋服は、なんだかちょっと新鮮に感じられるのがうれしい。自分の洋服なのに、得した気分だ。取り出しながら「こんな風に着よう」「あれと合わせてみよう」と、コーディネートを考えるのも楽しい時間。あれだけ苦手だった衣替えの季節が、少しだけ好きになる。

シーズンオフの洋服はサマリーポケットに預ける

「長く着られるモノを」と考えながら洋服を選ぶことも大切だ。だけど、人生には少しの「無駄」がいつも必要だと思っている。私の体は一つしかないので、着られる洋服にはもちろん限りがあるわけだけれど、それでもその限りよりも少し、多くのものを楽しんでいたい。そういうものはきっと、いろんな人にあるものだと思う。それが漫画だという人もいるだろうし、フィギュアだという人もいるかもしれない。

私の場合はそれが、洋服なのだ。

クローゼットに収まる洋服は、生きるために必要なもの。そこからあふれたものは、私の人生を楽しむために必要なもの。

サマリーポケットのアパレルボックスに詰められて、集荷を待つ洋服たち

サマリーポケットのアパレルボックスに詰められて、集荷を待つ洋服たち

あふれた「無駄」を、私はサマリーポケットに預ける。あたたかくなればコートを預け、寒くなれば入れ替えに水着を預ける、といった現実的な具合だけれど。でもこれで、「あふれるモノを持っている」というちょっとした罪悪感みたいなものと、うまく折り合いをつけることができる。「無駄」は、文字通り「余白」となって、私の人生を豊かにしてくれる。

旅先では地元の市場でこういうかごバッグをすぐ買ってしまう。ベトナムのフエにて

旅先では地元の市場でこういうかごバッグをすぐ買ってしまう。
モノが増えていくけど、これからはもう気にならない。ベトナムのフエにて

モノを持たない生活。シンプルな暮らし。それに憧れながら、その便利さや動きやすさを頭で思い浮かべては良さそうだなと思いながら、それでも両手からあふれてしまうもの、でもそれこそが、自分の人生を彩ってくれるもののような気もする。

だから、これからも私は「少しあふれた生活」を、楽しんでいきたいなと思う。人生に少しくらい、そういうモノがあってもいいと思うのだ。

ご利用中のボックス

スタンダードプラン
アパレルボックス
2箱
月額保管料
788円

サマリーポケットとは
ボックス 画像
1箱330円〜895円のお手頃価格で預けられる宅配収納サービスです。
ボックスの取り寄せ・預け入れ・取り出しまで、PC・スマホで完結!
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虫明麻衣
編集者。京都府生まれ。早稲田大学卒業後、朝日新聞社を経て独立し、フリーランスとして編集やプランニング、エッセイ執筆等に携わる。洋服と旅のために働いている。好きなものはヤクルト・スワローズの逆転勝ち。すぐ旅に出がち。最近のお気に入りの旅先は韓国。

2025年6月公開

※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。