埼玉在住のつたぬまさんは、日々着物を楽しむライフスタイルを送っています。3年ほど前から本格的に着物を着始め、現在では100着以上の着物を所有。そんなつたぬまさんに、着物との暮らしや収納の工夫、収納サブスク「サマリーポケット」の活用法について話を伺いました。
着物との出会いと日常での楽しみ方
— いつ頃から着物を着始めたのですか?
今の家に引っ越してきてから本格的に始めました。母が茶道を嗜んでいたこともあり、着物自体は身近にありましたが、自分で着付けをして着るようになったのは3年ほど前からです。
— どういった場面で着物を着られるのですか?
短歌の会に行く時によく着ています。20年ほど短歌を続けていて、そこに着物をお召しの先輩方がいらしたので、私も着てみたいと思ったのがきっかけの一つです。Instagramで投稿するようになって着物友達のご縁が拡がってから、さらに着る機会が増えました。
朝、夫が出勤した後の30分ほどの時間を使って着付けの練習をしています。Instagram用に写真を撮って、そのあと仕事用の洋服に着替えて出勤します。着物に慣れるコツは、できるだけ毎日のように着ることでしょうか。
— 着物の種類や数はどのくらいお持ちですか?
木綿の着物だけで30着ほど、それ以外の着物も同じくらいあり、帯も含めると100着は超えているかもしれません。浴衣は別カウントですね。自分で口にすると恐ろしい数字ですが(笑)。
— 着物は季節によって衣替えなどされていますか?
私は主に木綿着物を着ているので、ほぼ一年中着られます。ただし、裏地付きの袷の着物は秋冬向けなので、季節で収納を考える必要があります。また、朝顔や菖蒲などの季節感のある柄の着物や帯も、そのシーズンが終われば保管します。
普段からクリーニングにはほとんど出していません。木綿や化繊、ウールの着物は自宅で洗えますし、絹物も湿気や埃、害虫の対策、日焼け防止をしているくらいです。もちろん、しっかり皺取りやシミ抜きをされたい方はプロのお手入れに出されるのも、とても良いことだと思います。
— ご自身に合った着物はどのように手に入れていますか?
身長が172cmあるので、既製品やリサイクル品では合うものを見つけるのが難しいんです。そこで、反物を購入して自分のサイズに仕立てるようになりました。お仕立ては和裁師さんに依頼していて、料金は2万円ほどからです。反物もお手軽なものは数千円から見つけられるので、トータルで3万円ほどでマイサイズの着物が作れます。
実は娘が173cmと私と同じような体型なんです。そのため『娘に譲る』という非常にいい言い訳ができて懲りずにお誂えしてしまっている節はありますね(笑)。実際、母から譲られた着物もありますが、母は160cm程度なのでサイズ直しが必要です。帯は問題なく使えるのですが、量が多くて、これがまた収納の悩みのタネになっています。
着物の収納の工夫と日々のケア
— 着物の収納はどのようにされていますか?
3畳ほどのウォークインクローゼットがあり、大きな観音開きの木製箪笥一竿と、横長の桐箪笥を二竿、置いています。普段よく着る木綿着物は別途シェルフでのオープン収納にして、すぐに着られるようにしています。着物を着るようになってから、洋服の量はかなり減りました。今では作り付けのハンガーラックに全シーズンの洋服が収まるくらいです。
家に猫が二匹いまして、紐類が大好きなので帯締めなどはしっかり収納するようにしています。ウォークインクローゼットは扉付きですが、私が中に入ると猫もついてきてしまうので、大切な着物は別の場所で保管するようにしています。
今は収納サブスク「サマリーポケット」に娘の振袖を預けています。成人式は終わりましたが、大学の卒業式や友人の結婚式など、数年に一度使う機会がありそうなので、きれいに保管しておきつつ、いつでも使えるように出来たらと。
— サマリーポケットを使ってみてどうですか?
アプリで管理できて、必要な時に取り出せるのが便利ですね。好きなタイミングでアプリから取り出しの依頼をして、また預け直すという使い方ができるのがありがたいです。
今まで外部収納は街角にあるコンテナのような、大きなトランクルームのイメージでした。でもサマリーポケットはコンテナではなく、空調もきちんと管理されている保管センターに預けられて、スタッフがしっかり見てくれているというのが安心できます。また、トランクルームのようにスペースをレンタルするのではなく、専用ボックス1箱から預けられて、月額数百円からというのも画期的ですよね。
— 着物を預ける際の不安はありましたか?
私自身は普段から着物は気軽に楽しむスタイルなので、預けるときもクリーニングなどの特別な準備やお手入れはせず、たとう紙ごと段ボールに入れて預けました。一方で、着物を丁寧に扱いたい方がいらっしゃるのも、とても素敵なことだと思います。着物との付き合い方や想いは人それぞれですから。
— 預けた後、空いたスペースはどのように活用されていますか?
振袖を預けたことで空いたスペースには、今まで箪笥の外に積んでいた着物をしまうことができました。収納にゆとりができたことで、帯の選びやすさも改善されましたし、心にもゆとりができました。空間があることで、慌ててなにかをするということも減りましたね。
今後は短歌の本や資料が大量にあり本棚が限界になってきているので、手放したくない本などを預けられたらと思っています。
— 着物との付き合い方について、大切にしていることはありますか?
私は本当にお気楽なライト着物ユーザーです。昔の方々も、そんなにしばしばクリーニングに出したりせず、日常着として親しんでいたのだろうと思います。これからも着物をより気軽に、マイペースで楽しんでいけたら嬉しいです。
— 収納の見直しをしたことで、気づいたことはありましたか?
数年後に県外への引っ越しを予定しています。また母が要介護状態となり、母の着物の整理も控えています。どちらも荷物や手続きなどが大変ではありますが、悩んだら自分一人で抱え込まずに、収納も介護もアウトソーシングできそうなものはしてみる、そんな考え方に切り替えられてきました。着物に限らず、大切なものを『捨てるのは忍びないけれど、家には置いておけない』という場合の解決策として、外部の力を借りていきたいと思います。
利用してるボックス
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2024年11月公開