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一人暮らしで「とりあえず」収納した押入れをどうにかしたい!使いやすくする方法は?

一人暮らし(賃貸マンション)

部屋に備え付けの押入れやクローゼットなど、収納スペースがあると「とりあえず」なんでもかんでも入れてしまっていませんか?特に押入れは、奥行きも幅もありモノが溜まりがちで整理が難しい場所です。

今回は整理収納アドバイザーの米田まりなさんが、一人暮らし20代の男性・小村さんの押入れ整理についてアドバイスしながら、効果的な整理方法を教えてくれました。

リモートワークを機に家具レンタルを活用

お引越ししてから、収納スペースはたくさんあるものの、日々微妙な生活のしづらさに困っていた小村さん。そこで米田さんにオンラインで収納アドバイスを受けながら、暮らしやすい収納スペースに整理していくことになりました。

モノの整理で最初に行うべきは「中身を全て出すこと」という米田さん。ある程度、自分なりに仕分けはされているものの、とりあえず押入れにいれてしまったモノを一旦すべて、押入れの外に出していくことに。

収納から出したモノは、使用タイミングや用途に応じて分類していきます。出したモノは、米田さんがアドバイスしながら自分自身でカテゴリ分け「衛生用品」「旅行アイテム」「趣味のモノ」など分類しながら床に並べていきます。

全てのアイテムを床に広げることで、これまで意識していなかった袋類など不要なモノが洗い出せました。「捨てるモノ」「迷っているモノ」といった分類のエリアも作っておくことで、必ず分類が一旦できるようにします。
「迷っているモノ」に分類されたモノは、他の分類が終わってから手をつけていきます。

収納されていたモノを全て取り出して、一旦場所をあける

収納されていたモノを全て取り出して、一旦場所をあける

分類して使用用途とタイミングを可視化する

押入れの中のモノを取り出してみると、大きく10個に分類することができました。
分類するときは「モノのカテゴリ」「同じタイミングで使うモノ」といった、自分の価値観に合う分け方をすることが重要です。

次に、分類したものを押入れに戻します。ここでのポイントは、使用頻度や大きさを考慮した配置です。

今回は押入れを4つのゾーンに区切って、1つずつ仕分けしていくことにしました。小村さんは、普段は押入れのふすまを開け閉めして使っていて、写真左側がよく使うエリア、右側はふすまを閉めてあまり手を伸ばさないエリアとのこと。それを踏まえて左上に1番よく使う衣類ゾーン、右下に特に使用頻度の低いモノを収納していくことに。

また収納をしまうときは大きいモノから順にしまっていくことで、収納ケースなどなくても大きな区切りになるようにしていきます。

  1. 頻繁に使うものは取り出しやすい場所に
  2. 大きな季節家電は奥の方に
  3. 趣味用品はまとめて同じエリアに

最後に、また、書類や貴重品など、すぐに取り出せる必要があるものは、押入れ以外の場所(例えば机の横のラックなど)に移動させましょうと、米田さんから提案。「押入れのスペースをうまく使いきれていなかったのですが、使用頻度ごとにまとめるだけもかなり使いやすくなりました!」と小村さんも満足の様子。

今後は、必要な収納ケースなどを事前に押入れのサイズをしっかり測ってから、少しずつ買い足していく形にして整頓を目指していくようです。一度にすべてを完璧に整理する必要はなく、少しずつでも継続的に整理を行うことが、長期的な収納の改善につながります。

積み上げていた本は本の収納ケースにしまい、布類は大きい袋にいれてコンパクトに

積み上げていた本は本の収納ケースにしまい、布類は大きい袋にいれてコンパクトに

「とりあえず」収納から卒業しよう

収納スペースがあると、とりあえずそこになんでも詰めてしまいがちです。しかし、収納スペース内部が最適化されていないと、いくら収納にゆとりがあっても、実は部屋が散らかりやすい状態になってしまうことも。

収納の最適化のためにも「とりあえず」でモノをしまったり、片付けたりするのをやめましょう。

ここで大事なのは、モノを取り出すためのアクション数を考えながら、ハンディーゾーンに何を置くかです!

ハンディーゾーンとは、身体的に手を伸ばしやすい可動域のことをいいます。手を真横にピンと伸ばしてみてください。手が触れたところが、最もモノを置きやすい『ゴールデンゾーン』。そこから上下30度ずつで手が届くエリアを『ハンディーゾーン』と呼びます。

『ハンディーゾーン』は、手をのばしやすい『ゴールデンゾーン』から上下30度ずつ手が届く範囲

『ハンディーゾーン』は、手をのばしやすい『ゴールデンゾーン』から上下30度ずつ手が届く範囲

さらにモノを取り出すために必要な動作数を、アクション数と呼びます。
たとえば、ハンディーゾーンにある本棚の本は、1アクションで取り出せますが、本の前に写真立てがあれば、(1)写真立てをずらす(2)本を戻す の2アクションとなってしまい、出し入れの工数が2倍になってしまいます。

毎日使うモノは、ハンディーゾーンへ!
そして定位置決めは、必ず、毎日使うモノから順に行いましょう。

ハンディーゾーンから外れた場所に定位置を定めてしまった場合、棚の上や椅子の上など、ついつい定位置外の場所に仮置きをしてしまいます。この仮置きの積み重ねが、居住スペースの散らかりの主要因!
出しっ放しは、あなたの怠慢ではなく、収納する場所が間違っていたからなのです。

毎日使うモノは手にとりやすい場所へ

毎日使うモノは手にとりやすい場所へ

片づけは『整理・収納・整頓』の3ステップです。一番回数多く繰り返すのは、3番目の『整頓』です。

毎日使うモノは、毎日、元の指定席に戻します。使う頻度の高いモノほど、一番返しやすい場所に配置することで、整頓がどんどん楽になっていきます。

手に取りやすい場所はイコール、元に戻しやすい場所。日々の整理整頓が楽になります

手に取りやすい場所はイコール、元に戻しやすい場所。日々の整理整頓が楽になります

またモノは必ずしも、同じ種類を1箇所に集めておく必要はありません。使う場所のすぐ近くに置いておくと、必要なときにサッと使えて、使い終わったらすぐに戻せます。

たとえば玄関に、「鍵・定期券・ハンカチ・ティッシュ・マスク」をまとめて置いておくと、さぁでかけようというときの忘れ物防止に便利です。

一緒に使うモノはグループにしておいておきましょう

一緒に使うモノはグループにしておいておきましょう

「ガムテープ・軍手・紐・ハサミ」をカゴにまとめて靴箱に入れておけば、宅急便の梱包・荷ほどきが玄関で完結します。いいグループを思いついたら試験的にまとめてみて、あまり利用意義がなければ、組み直したり、解散したりしましょう。

収納で悩んだら、収納サブスク「サマリーポケット」を使ってみるのもおすすめです

米田まりな 捨てない整理収納アドバイザー 論理的、かつ短時間で取り組める片付けの提案が得意。

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2024年9月公開

※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。