「このまま住み続けるか、引っ越すか——」
妊娠がわかった時、多くの夫婦が直面する住まいの選択。今回は、夫婦2人で住むための部屋としていた2DKの賃貸マンションで赤ちゃんを迎えることを決めたご夫婦の体験談をご紹介します。
限られた空間を最大限活用して、安全で快適な子育て環境を整えるまでの道のりとは?
家族の“今”に合わせて変化できる部屋づくりのために使った便利なサービスは?
赤ちゃんを迎えるための住まいの準備
— ご夫婦のライフスタイルを教えてください
都内の2DKで、ダイニングとリビングの間にあったふすまを取り払って一体的に使用しています。夫は週3回出社のハイブリッド勤務で、在宅時は寝室で仕事をしています。私もダイニングでリモートワークをする生活でした。
— 妊娠が分かった時、住まいのことはどう考えましたか?
実は、もともと子供ができたら別の場所に引越しする想定でした。でも5年住んでいる今の部屋は立地が良く、家賃も安い。何より夫の職場が近いんです。引っ越しも検討しましたが、総合的に考えて今の環境を活かす選択をしました。
振り返ってみると、妊娠中の方が引っ越しはしやすかったかもしれません。ただ、その時は子育てがどんな生活になるのか想像がつかず、今の環境で工夫する道を選びました。
— 家の中の見直しをすることにしたんですね
最大の悩みは、ベビーベッドを置くスペースの確保でした。寝室には夫のワークスペースがあり、スペースが取れない。2DKの我が家の収納は、寝室の押入れサイズのクローゼット1つだけ。夫婦の衣類だけでもいっぱいで、突っ張り棒で追加の収納を作って何とかしのいでいました。
検討の結果、元々リビングとして使っていた部屋を、赤ちゃんの部屋に改造することにしました。
— リビングはどのように使われていましたか?
夫が本好きで、カラーボックス16個分の本棚がずらりと並び、ロールスクリーンを下ろして映画を見たり、ちゃぶ台でくつろいだりする趣味の空間でした。5年の間に本の量が増えて、2回も本棚を大きくしていたんです(笑)。
本棚を大きくしたその時は綺麗に収まるのですが、すぐにまた本が増えて溢れてしまうのを繰り返しています。この時も前後に2列に本を並べた上にさらに本を重ねていますが、それでも溢れてしまっている本が上に積み上がっている状態です。
— その部屋をどうやって子育てのための部屋に変えたんですか?
カラーボックス16個のうち12個は夫のワークスペースに移動し、残り4個は子供のおもちゃ入れとして再利用。ちゃぶ台は収納し、観葉植物も子供の安全のために別室へ。とにかく広い床を確保して、のびのびと動き回れる空間を作りました。
本の約半分は、収納サブスク「サマリーポケット」に預けることにしました。
子育て部屋を作るために、
収納はサマリーポケットを活用
— サマリーポケットは以前から使っていたんですか?
赤ちゃんを迎える前から、5箱ほど利用していました。預けたアイテムが1点ずつ写真でスマホから確認できるスタンダードプランを使ってます。主にシーズンオフの衣類や、すぐには使わない家電、スキーなどのアウトドア用品、ウエディングドレスなどを預けていました。今回の模様替えで3箱追加し、本の保管用としました。
今回は本を預けるのに、預けた本を一覧化してもらえるブックスプランで2箱預けました。
— 子育てに関連した収納の変化は?
出産祝いでたくさんの物を頂いたのですが、新生児の時にはまだ使わないモノも多かったんです。例えば離乳食用の食器セットや、まだ物を持てない時期に頂いた大きなおもちゃなど。そういったモノも一時的にサマリーポケットに預けていました。
今は1歳になり、少しずつ取り出して使い始めています。逆に新生児期の服は、大半をメルカリで売却しました。でも、お気に入りの服は次の子のために保管することも考えているので、そういった長期保管にもサマリーポケットは活用できそうです。
— 収納サービスの活用で気をつけている点は?
預けるモノは大きく分けて3種類です。①すぐには使わないけれど必ず使うモノ(季節物など)、②いつか使うかもしれないモノ(本や思い出の品)、③子供の成長に合わせて出し入れが必要なモノ、出産祝いでもらったけど使えるのはもう少し先だな…という離乳食グッズや1歳以降向けのおもちゃの保管ですね。特に③は、子育てにとても便利ですね!
— 家具を減らしたことで、どんな変化がありましたか?
子供にとって、モノが多い環境では誤飲の危険があったり、よちよち歩きの時にぶつかったりする可能性もあります。観葉植物も葉っぱを千切って食べようとするので、別の部屋に移動しました。とにかく広い床を確保して、のびのびとハイハイやよちよち歩きができる空間づくりを心がけています。
家族の“今”に合わせた
変幻自在な部屋づくり
— 新しい家族のための部屋づくりをして生活はどう変わりましたか?
食事場所をリビングのちゃぶ台からダイニングに移動しました。ダイニングの棚も大きくして、1段を私のワークスペースに。ちゃぶ台は今は畳んで収納しています。
— お子さんの成長で変化したことは?
月齢によって必要なモノや過ごし方が大きく変わります。うちの場合、1歳になった今は『本を全部出したい』ブームで、出した本はページを破られてしまうこともあるので、本棚の本の量を減らしておいて良かったと実感する毎日です(笑)。子供の”今”に合わせた環境を作れるよう、柔軟に対応できる準備をしておくのはおすすめですね。
あと、子供の成長に合わせて家具のレイアウトや収納方法を見直す必要も出てきます。離乳食がはじまったらどこで食事をするのかは検討ポイントでした!ダイニングテーブルにハイチェアを置いて食べるのか、またちゃぶ台を出してローチェアを置いて食べるのか、はどちらも試せる状況だったので、両方試したりしてました。先のことを考えすぎず、その時々の課題に対応していく心構えが大切だと思います。
— おもちゃの選び方で工夫されていることは?
おもちゃのサブスクリプションサービスを活用しています。例えば、ジェットコースターの形のルーピングのおもちゃは、想定通りの遊び方には興味を示さず、裏側の吸盤で遊ぶことにハマっていたり(笑)。子供の好みは予測できないので、まず試してから購入を決めるようにしています。
— その他に、子育てに便利なサービスは使っていますか?
SwitchBotというスマートホーム化できる家電を活用して、室温管理を自動化しています。赤ちゃんは大人以上に温度に敏感なので、暑すぎず寝冷えもしないよう細かく管理できるのは助かります。外出から帰ってすぐ寝かしつけたい時も、帰る前にスマホでエアコンをつけられます。あと、授乳中に両手が塞がっている時でも、スマートスピーカーでインターホンの応対や共用エントランスの開閉ができるのは、本当に便利です。
— これからどんな暮らしをしていきたいと考えていますか?
2年後を目処に地方移住を考えています。その時は夫の念願だった一生分の本が収納できる本棚も叶えられそうです(笑)。
出産準備のために利用したボックス
新しい家族を迎えるお部屋づくりにサマリーポケットを使ってみませんか?
※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。
2024年12月公開