スマホひとつで部屋が劇的に片付く収納サービス「サマリーポケット」の利用例を中心に、こだわりの収納法や断捨離術など、“モノの管理” についてさまざまな方へインタビューするサマリーポケットジャーナル。
今回ご登場いただくのは、「ホリエモン」の愛称でおなじみの堀江貴文さん。自身を「一番所有がミニマムな人間」と表現する堀江さん、証券取引法違反での逮捕・収監を機に敢行した「究極の断捨離」を経て、モノとの付き合い方はどのように変化したのでしょうか?
http://horiemon.com/
年に数回しか着ない、使わないモノこそ預けておきたい
— 堀江さんは現在、家を借りずにホテル住まいの生活をされていらっしゃるんですよね?
そうですね。月の半分は海外か地方にいますし、決まった家を借りている必要も無いので。快適ですよ。
— お荷物はどうされているんですか?
ノートパソコンと、アプリなどを検証するためのAndroid端末を含めたスマホ、あとはそのケーブル類。それと洋服ですよね。スーツケースの中も、半分以上が服なんですよ。なんていうか、服の持ち方をもっと最適化したいですよね。必要最低限の持ち物しかない、「一番所有がミニマムな人間」である僕にとって、最大の問題が服です。
— ではそういった洋服をサマリーポケットにお預けいただいて…?
いや、じつはダンボールを取り寄せたところで止まってしまっているんですよ。取り寄せて、箱が3ヶ月ぐらいずっと手元に置いてあって、何を入れようか迷ってるっていう状態です。すみません。どの服を箱に入れようかと考えているあいだに、「なんかもうこれ要らねぇかもな」となって、それを機に捨ててしまうという。
— なるほど、ボックスを購入いただいたということだったので、すっかりなにか預けていただいているつもりでお話を伺いに来てしまいました…。
やろうやろうと思いながら、なかなかできなくて。元々持ち物も少ないんですけど。
— モノに対する「所有欲」はあまり無いのでしょうか?
所有欲はなくなりましたね。本当に所有しなきゃいけないものって、まぁiPhoneとかスマホぐらいで、あとはなにかあったかな…。「どうしてもこれを置いておきたい」みたいなモノはもう、まったく無いです。
— 所有欲が無くなっていったきっかけというのは、どんなことなのでしょうか?
いくつかのことがどんどん重なっていってそうなるわけですけど、古い話をすると、小学生の頃に切手を一生懸命集めていたんです。でもある日、「これって、カネがいっぱいあったら簡単に全部集められるんじゃないか?」ということに気がついたら、あれだけ夢中で集めていたモノだったのに、ふっと興味が無くなってしまって。その後、中学生になって、パソコンにハマったりとか、いろいろ遊ぶことにカネを使いたくなって、結局切手は全部友だちに売っちゃいました。
— まだ中学生なのに、夢中になったモノをまったく未練なく断ち切れるというのもすごいですね。それ以降、なにかを集めたりとかはまったく無かったんですか?
以前、Dan Kogaiっていう、昔うちのCTOやってたやつ(編注:開発者の小飼弾氏。ライブドア元取締役最高技術責任者)が壁一面にでっかい本棚を作ってたんですけど、それに影響されて、大好きなマンガを並べた、マンガ部屋を作ったということはありましたね。一緒に飲みに行った流れで泊まりにきた後輩が「ちょっとマンガ読んできます」って言って、全然出てこなくなっちゃうぐらい。朝、起こそうと思ってその部屋を見に行ったら、寝ずにずっと読んでいたっていう。もうマンガ喫茶みたいになってて。
でもそれも、刑務所へ入るときに全部あげたりしちゃいました。しばらく居ないからもったいないし、保証金も戻ってくるしっていうので家を解約したんですよね。その時にマンガ好きの後輩とかが喜んで持っていきましたし、マンガだけじゃなくて服とかアクセサリーとか家具とか、結構いいやつがいろいろあったんですけど、それも全部あげちゃって。残ったやつはヤフオクとかブックオフとかいろんなところに出して、ダンボール2〜3個分ぐらいまで一気に持ち物を減らしたんですよ。
— 究極の断捨離ですね。
そう、ちょうど断捨離が流行ってたんですよ、2011年ぐらいって。それもあったので、もう全部手放してしまおうと、あげて、売って、捨てて、っていうのを全部うちのスタッフにやってもらったら、所有するモノがなくなってしまったんです。
元々、家とかもあんまり興味がなくて。結婚したときに無理やり買わされたのがあったんですけど、それも離婚して速攻売っちゃいましたし。
クルマもいろいろ乗りましたけど、最終的にフェラーリを買ったら、達成感というか、もうどうでも良くなっちゃって。裁判もあったし、ちょっとした事故でも起こして判決に影響が出たら大変だっていうことで、自分でハンドルを握ることもなくなったんですよね。それで「もう運転するのはカートだけでいいや」と思って、処分しちゃったんですよ。
— あとから「あの時あれは処分しなきゃよかった」と思われるモノははないのでしょうか?
無いですね、もう。そもそも、覚えてないです(笑)。必要になったら買い直せばいいですしね。
— では、今の身の回りのもので一番長い期間所有されているモノというのは?
刑務所へ入る時に一度リセットしてるので、長くて3年(2013年3月27日に仮釈放)なんですけど…そうだ、タキシードとか革靴とか、そういう流行り廃りがそんなに激しくないものは、ずっと持ってますね。結婚式とかパーティーとか、せいぜい年に数回しか着ないので、正直邪魔なんですけど。
— タキシードだと、レンタルでもいろいろありますよね。
レンタルのタキシードじゃ全然かっこ悪いじゃないですか。男性はとくにそうだと思うんですけど、ああいうのって袖とか丈とかがピシっときれいに合ってないと、やっぱりかっこ悪いですよね。だから、ちゃんと自分の身体に合わせたものを所有しておかないと。そうか、スーツとかタキシードとかウェットスーツとか、たまにしか着ないけど、ちゃんとサイズが合っていなきゃいけないっていうモノを預けようかな。それと、スノーボード用のギアとかダイビング道具とか、あと最近サバゲー(サバイバルゲーム)をはじめたんですけど、そういうモノをまとめて預けてみます。
取材の後日、堀江さんから送られてきたPocket画面がこちら。ジェットスキーのブーツや阿波踊りの法被など、年に一度しか使わないモノを中心にお預けいただきました!
さっそく荷物を預けて
スッキリしてみよう!
「必要だけど、年に数度しか使わない」、そんなモノはぜひサマリーポケットへ。
適切に空調管理された安心・安全な環境で、次の出番まで大切にお預かりします!
※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。