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今年の大掃除はラクになる! 掃除・収納の時短テクニックをご紹介!

毎日の片付けがラクになる!大掃除で使える時短テクニックをプロが伝授

本間 朝子(知的家事プロデューサー)

年末の大掃除。いっぱいになったクローゼットの中身を見直したり、普段なかなか手が回らない細かな場所まできれいにしたりと、毎年かなりの重労働。頑張っても年内に大掃除が終わらなくて、年始が気持ちよく迎えられない……なんて方もいらっしゃるのでは。しかし掃除や片付けの方法を少し変えるだけで、劇的に家事がラクになるという情報を掴みました。

お話を伺ったのは、家事を時短・省力化する「知的家事」を提唱し、多くの主婦から絶大な支持を誇る本間朝子さん。

本間朝子(知的家事プロデューサー)
仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、ムダな手間を省いて効率よく家事を行うことを「知的家事」と名付けて、日本テレビ「ヒルナンデス! 」、NHK「あさイチ」などのテレビ、 「クロワッサン」「ESSE」「レタスクラブ」「CHANTO」ほか多数の雑誌・新聞でも活躍。著書は『写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)、『「名もなき家事」を楽しく減らす法』(王様文庫)、『ムダ家事が消える生活』(サンクチュアリ出版)など。

今回、キーになるのは「環境整備」「予防掃除」。あまり聞き慣れない言葉ですが、これさえ押さえておけば大掃除も完全攻略! もう年末にバタバタしない、今日から使える目からウロコの掃除テクニックをたくさん教えていただきました!

— 大掃除シーズンの到来ですが、何から手をつけたらいいのでしょうか…?

掃除が苦手という方から「どこから手を付ければいいかわからない」という声をよく聞きますが、効率を上げるためにいちばん大事なことは「段取り」です。

二度手間をなくし効率をよくするために、まず掃除する場所とやることをリストアップしておくといいですよ。その中でも、はじめに見直したいのが納戸やクローゼット等の収納場所を圧迫する不要品。粗大ごみは年末に回収されない地域が多いので、早めに分別しておくといいですね。

—確かに、新年になっても粗大ごみが家の中にあるのはあまり気持ちがいいものではないです。ごみの回収は地域で違うので、住んでいる自治体のホームページ等で確認しておくのがよさそうですね。

大掃除ではじめに見直すのは収納場所の確保

先に納戸やクローゼットを整理して、部屋に出ているものが収納できると、作業がしやすくなって大掃除のスピードがアップします。整理することで掃除道具や洗剤も把握でき、ストックがあるのに買ってしまう二重買いも防げるんです。

私は「掃除の大変さはモノの数に比例する」と考えていて、とにかく不要なモノを減らしています。モノを減らすのが苦手な方も「新年を気持ち良く迎えたい」と思うと作業が進みやすくなるので、12月の整理はオススメなんです!

季節外の寝具や衣類のように、不要品ではないけれど家の収納スペースを取ってしまうものもありますよね。私はサマリーポケットを使って季節外の衣類や小物を預け、クローゼットや納戸を有効活用できるようにしています。

—サマリーポケットを選んだ理由はなんですか?

いくつかありますが、一番は、預けるのに時間や手間がかからないので思い立ったらすぐにできるところです。オーダーして最短翌日に専用のボックスが家に届き、発送も玄関に集荷が来てくれるのでとてもラクなんです。家から出なくていいのも時短になりますよね。季節家電などを預ければ収納スペースも大きく空きそうですね。

クローゼットは今の季節の服のみを収納し、出し入れしやすく

—預けてみてどうでしたか?

サマリーポケットは家からものを減らすことがメインなのかもしれませんが、私にとっては持ち物の管理ツールとしても役立っています。ひとつずつ写真に撮って保管してくれるので、何を持っているのかスマホ上でチェックでき「持っているのに買ってしまう」といった無駄な買い物が減りました。また、写真がきれいなので自分の衣類や小物が大切に扱われている感じがして、モノを大事にしようという気持ちも強くなりました。

季節外の衣類や小物も1点ずつ写真で管理できる(写真:本間さん提供)

大掃除のコツは掃除する場所をリスト化し、効率よく動くこと

不要なモノを整理したり、サマリーポケットに預けてモノを収納できたら、次はお掃除です。

掃除リストを見ながら、明るいうちにやっておきたい窓や玄関掃除をはじめます。床を掃除してから照明や棚のホコリを掃除するとまた床を拭かなければならないので、掃除は上から下へが基本です。
キッチンや浴室は、漬け込む必要のあるパーツから始めます。キッチン等の油汚れはアルカリ性洗剤、お風呂や洗面台の水垢は酸性のクエン酸などに漬けて、放置している間にほかの掃除をしましょう。

—みなさんが悩む「段取り」はこうやって作るんですね。

何度も同じところを掃除するのは時間も無駄だし、イライラしてしまいますからね。掃除が終わったら、「予防掃除」と「環境整備」をしていきます。ここが、今後の掃除をラクにする要になります。

大掃除のあとのひと手間、「予防掃除」が来年をラクにする!

—「予防掃除」と「環境整備」。どちらも初めて聞きましたがどのようにするものでしょうか?

汚れたら掃除をするというのが一般的ですが、掃除したあと汚れないようにすることを「予防掃除」と呼びます。これをしておくと今後の掃除の頻度も下がり、大掃除のときも大変な思いをしなくて済みますよ。

やり方ですが、例えばキッチンの油でベタつきやすい冷蔵庫の上は、掃除したあとにラップをかけておくと油汚れを防ぎます。冷蔵庫の中も調味料ポケットの下にキッチンペーパーを敷いたり、野菜室の下に新聞紙を敷くなどすれば、紙が新たな汚れを吸い取ってくれます。

ほかにも高い棚には包装紙を敷く、低い棚にはおしゃれな布をかける、窓のサッシにはマスキングテープを貼る……など、「カバーテクニック」を駆使しましょう。

拭いたサッシの上にテープを貼り、汚れたらはがすだけ(写真:本間さん提供)

「環境整理」で毎日の家事がスムーズに!

—新たに汚れないようにするのが「予防掃除」。では「環境整備」の方は?

こちらは家事の手間を省くための準備のことです。とても簡単なものからご紹介すると、フロアワイパーの5枚重ねは人気のあるテクニックです。一度にシート5枚分を取りつけて、汚れたら1枚ずつはがして使います。毎回取り付ける手間がなくなりますよ。

5回変えるところを一度で済む、時短テク!

—これは盲点でした(笑)。誰でもすぐに実践できるのがいいですね!

そうなんですよ。家事をしやすくするために家具の配置も大切で、うちでは掃除機やフロアワイパーのヘッドが入るように、テーブルと壁の間、テレビ台と壁の間を開けています。

テーブルと壁の間は、フロアワイパーがちょうど通る幅に設定

さらに観葉植物や空気清浄機など大きくて動かすのが困難なものは、キャスターに乗せると便利ですよ。

大きな家電もラクに動かして掃除ができます!

—とても簡単にできそうなテクニックばかりでした。普段の掃除は時間を決めてやったほうがいいですか?

「いつやればいいの?」とよく聞かれますが、忙しい人ってそもそも掃除の時間を作ることが大変なんですよね。私は時間を決めてやるより、日々の生活動線に掃除を組み込んだ方が続くと考えています。それを行いやすくするため、掃除道具は家の各所に配置しているんですよ。

リビングに置く掃除道具は、家具に馴染むデザインに

テレビ台と壁の間にフロアワイパー、マガジンラックにはハンディモップ、電話台の一番上の引き出しにもハンディモップを収納。「ながら掃除」ができるようにしています。

マガジンラックをのぞくとフロアモップが。テレビを見ながらソファやテーブル周りのホコリを掃除できます

あえて一等席の引き出しに掃除道具を入れることで、掃除習慣をつけるのが狙い

電話中にハンディモップを出し、片手で掃除ができちゃいます

ほかにも寝る前にフロアワイパーを寝室に持っていけば、朝、フローリングを掃除しながらリビングに戻れるし、玄関は燃えるゴミの袋を外に持って行くついでに掃除して、そのままゴミ袋に入れて出せばOK。「この場所はこういうときについでにやる」と決めていれば、普段、掃除のことを考えなくてよくなるので気持ちもラクになりますよ。

—「ついでにひと掃除するだけ」というのであれば、家事のハードルも下がりそうです。

家事のハードルを下げるために、新しい掃除アイテムに頼ってみるのもいいですよ。最近は、こすらない洗剤などもブームですが、便利な道具は世の中にどんどん出てきているので、大掃除シーズンを機に道具のトレンドを見直してみると、今までよりも家事がラクになると思います。

家事を効率化するのって「知的だな」って思ったんです

—とてもためになるお話でした。本間さんはどうして、家事のアドバイスを始めたのですか?

仕事と家事の両立が大変で苦労した経験から、家事のプロセスを省いたり、手順を変えたりやめたりして時短する方法を考えて、「知的家事」と名付けたのが約十年前のことになります。当時はまだ家事をラクにしたいとか辛いなどと言いづらい時代でした。できない人はだらしない、いたらないと見られる風潮があって、主婦たちは肩身の狭い思いをしていたんです。

—働く女性も多いのに、家事は「女性の担当」という意識が強かった時代ですね。

働いて帰ってきて、家事をするのはすごく大変で、家が散らかってごはんができていない現状に嫌気がさしていました。しかし、効率化することで家事がラクになるならば、それはとても知的なことだって気づき、いろいろな家事の効率化を研究しました。

—そうして、教えていただいたような家事の時短テクニックが生まれたのですね。

でもそうやって自分だけが頑張ればいいのかというと、それも違います。やはり家族の協力も必要不可欠です。例えば洗濯をするとき、家族のシャツや靴下が裏返っているのを戻してあげるだけでも家事が増えています。でも当の本人は誰かがやってくれていることに気づかず、やってもらうのが当たり前に。こういった思考が積み重なると、家事をする人の負担が増えていくというもの。

そこでいろいろ試してみた結果、自分でやりすぎないという答えに行き着きました。シャツを裏返したまま家族のもとに戻すと、「裏返したまま洗濯に出していたのを、今まで直してもらっていたんだ」と気づいて、次から直してくれるようになったりします。そういった無意識だった部分に目を向けてもらうことで、家族みんなで家事ができるようになりますよ。

本間さんの書籍『写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)、『ゼロ家事』(大和書房)

—今回、いろいろな知的家事メソッドを教わりましたが、まだまだ語り尽くせなかったこともたくさん。
本間さんの書籍『ゼロ家事』ではサマリーポケットをはじめ、将来的に家事の手間を限りなくゼロに近づけるための便利な商品やサービスが紹介されています。

今年の大掃除はサマリーポケットを使って収納を見直し、掃除後の予防掃除と環境整備をして、来年は家事がラクにできるようにシステム化していきましょう!

取材・文:薮田朋子
写真:丹野雄二

サマリーポケットとは
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