釣りを中心としたPR活動・メディア出演などを行っている石川文菜さん。ルアーメーカー「JACKALL」で会社員として働きながら、休日は海にでかけ、公私ともに釣り一色の生活なのだそう。
現在東京から滋賀に移住して3年目という石川さんに、滋賀で釣り人として生きるうえで大切にしている価値観や、増え続ける釣り道具の保管や整理について伺いました。
滋賀へ移住し、釣り中心の生活に
いま勤めている釣具メーカーの本社が滋賀で、異動のタイミングで引越してきました。
東京と滋賀では釣れる魚の種類も、時期も変わります。基本的には西から東に温かい海水が上がってくるので、暖かい地域の方が魚が釣れる時期が早く巡ってきます。
滋賀県の琵琶湖にはブラックバスや、琵琶湖の宝石とよばれているビワマスという固有種がいます。日本でバス釣りするなら琵琶湖、と言われるくらい釣りのメッカです。「琵琶湖で大きなバスを釣るのが夢」という方も多いですし、関東から移住してくる方もいるくらいです。滋賀県に引越してきて、釣りが飲食店や観光業などの活性化につながっている部分があるんだなと感じます。
大阪、福井、和歌山にもアクセスできるので、県外移動できるときには海釣りも楽しんでいます。プライベートでは、むしろ海に行くことの方が多いですね。
今の行動が未来に繋がっていくことを考えながら、釣りを楽しんでいます。そしてそれぞれの釣り場のルールを確認しつつ「美味しくいただける量だけ釣る」が、いいんじゃないかなと私自身は考えています。
季節によって異なる釣り道具収納の悩み
関西の生態系に合わせて釣りをするんですが、滋賀移住3年目にしてそれぞれの釣り道具を使わない時期がやっとわかってきたところです。ウェア、帽子、ブーツなどなどの仕分けも、時間をかけずにサクサクやれるようになりました。
シーズンの境目でまず、「サマリーポケットに預けるモノ」「いらないモノ」を分けます。たくさん使って活躍したモノばかりなので、「来年もお付き合いお願いします」というモノと「とことん使い倒したからお掃除に活用します」の選考会みたいな感覚ですね。
どうしても仕事で使う釣具を自宅に置かないといけないんですけど、釣具のようなアウトドアグッズって部屋のインテリアとしてはなかなかなじみにくくて(笑)。でも落ち着いて過ごせる、帰りたくなる家にしたいので、サングラスや日焼け止めなど色が派手なモノは見えないように収納しています。
また、すぐに取り出す必要のあるロッド(釣り竿)はオーダーメイドのロッドスタンドで空間を調和させることで、インテリアのように立てかけています。
以前はグッズやグローブやツールなど女性に向けた釣具はピンク押しで、キャッチコピーも「釣り女子」「釣りガール」でした。でも近年だんだんとジェンダーレスな選択肢が増えて、好きなカラーを選べるようになったんです。
そうした中で、1年通して新しい商品が各メーカーから次々と発表され、仕事柄、新作を着用してメディア露出するので必然的にモノが増えていきます。また釣る魚によって使う道具も変わってきますし、ウェアも春夏秋冬でそれぞれ着るモノが異なるので、収納スペースはいくらあっても足りませんでした。
今は、プライベートの洋服と釣りで使うシーズン外のウェアをサマリーポケットに預けています。毎シーズン、使うモノと使わないモノをボックスに入れ替えて預けるのが習慣になりました!
サマリーポケットがあって、すごく助かっています。
東日本大震災をきっかけに、家の中にモノがいっぱいある状況が苦手になってしまって。当時は職場にいたんですけど、自宅に帰ったら荷物が多いがゆえにモノがバラバラに床に落ちていて、とにかくその状態が怖かったんです。モノの定位置を決めて、なにかあったときに誰かに指示ができる状況を作らないと危ないと感じました。
しばらく使わない荷物は実家に預けていましたが、両親の都合もあるし「これを取り出してほしい」と伝えてもなかなかわかってもらえないことが多かったんですよね。
サマリーポケットは、預けたモノをアプリ上から中身を確認できるし、一点一点取り出せるのが助かっています。
自分流の釣りスタイルを
楽しむための、モノ管理
釣り用のウェアは、潮風や日光で傷んでしまいがちです。特に、日焼け止めが付着してしまう首や袖口は着色してしまったりするので、ウタマロせっけんで落として、しっかりケアしてから保管するようにしています。
おしゃれ着に関しては、サマリーポケットのクリーニングオプションを活用させていただいています。私は車の免許を持っていないんですが、運転できないとクリーニング店に行くのも大変なので、オプションも活用させてもらってます。
ここ数年で釣りに対する楽しみ方やスタイルが多様になり、その伝え方も変わってきたように思えます。
釣りを始める女性や親子が増え、私自身もメディアや個人のSNSを通して、釣りの要素を取り入れながらも暮らしやファッションを組み合わせて楽しさを伝えるようにしています。
釣りが楽しいからこそ、普段の生活をより快適なものにしているんだなというのが伝わるように、大事に発信していきたいです。
※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。