就職、引っ越し、結婚など、人生をひと区切りするイベントの際、自分の身の回りを見直すキッカケになるという方も多いようです。
そんなある日、サマリーポケットスタッフがこんなブログを発見しました。
引っ越しを見据えてサマリーポケット を使ってくださっていたのは、ラジオパーソナリティ・フリーアナウンサーとしてご活躍するレイチェル・チャンさん。
昨年ご結婚をされ、二人暮らしへと生活が変わったそうです。
いつも素敵で余裕を感じる彼女にとっての欠かせないアイテムや、サマリーポケットを使ってみて変わった、モノへの向き合い方について伺ってみました。
好きなモノしか持ちたくないから、雨が降ってもビニール傘は買いません
— まずはご結婚おめでとうございます。レイチェルさんはお仕事で全国を飛び回っていらっしゃいますが、ブログを拝見すると日本酒のお話も多いですね。
ありがとうございます。私はお酒が好きで、2017年に名誉利酒師酒匠に、翌年は酒サムライの称号をいただいて、英語と日本語の二言語で日本酒を広める活動をしています。最近自宅のワインセラーが壊れてしまって、冷蔵庫の中が日本酒だらけ。食材が入らない状態になってしまいました(笑)お酒だけでなく酒器も好きで集めているんですよ。
— 素敵! あれもこれも欲しくなってしまいそうです。
そうなんです。だから展覧会や陶器市に足を運んで、なるべく作家さんの手から買うようにしています。それでも気づくと持っている酒器は100個を超えていました。陶器は芸術作品でもあるので、しまいこまず壁の棚に並べて収納し、日常でも使っています。
— 高価なものだと観賞用になりがちですが、普段使いもされるんですね。
いいものや好きなものを実際に使うことで、ポジティブな気持ちが保てるんです。文房具も大好きで、旅先で買った万年筆を現場で使うとスイッチが入りますね。傘もお気に入りを持っていなければ、少々なら濡れて帰ります(笑)。
— それほど身の回りのモノに妥協ができないということは、ご自宅は好きなモノを厳選されてスッキリしているのでは
— どういったものを寄付するんですか?
主に洋服です。テレビでは同じ洋服で何度も出られないから、1年に2回ほど着たらその服はおしまい。どうせなら何か役に立てたらいいなと思って着ない洋服は寄付をしています。
— それでも手元に残す服もあり、モノが増えていくんですね。
そうなんです。というより少し前はそうでした。それまでは私服と衣装をわけていたり、シーンに合わせて購入したりしていたのですが、違和感があり、少し見直すことにしたんです。今は2人のデザイナーの洋服だけを、仕事着と普段着で区別することなく着ることにしました。そうすると、なんとなく買っていた洋服は、全部手放すことができたんです。
— クローゼットが片付くことで、心境の変化もあったのでは。
全然違いますよ。無理に枠の中に自分を押し込めるのではなく、自分のあるがまま好きなもので満たすようにシフトすると、仕事もプライベートもスムーズに運ぶようになりました。
二人暮らしで部屋が手狭に。ひとまずサマリーポケットに私物を避難
— 昨年ご結婚をされて、生活環境に感じた変化はどんなことでしょうか。
— ありがとうございます。使ってみていかがでしたか?
まず荷物を取りに来てもらえるのがよかったです。他の保管サービスだとどうしても車が必要になるので、車を持っている友人に手伝ってもらわなければならないと考えていました。それから、初めは25箱で頼んでいたのですが、途中から足りないと気づいて追加ができたのもフレキシブルでよかったです。結局37箱になったんですけど、これって多いですか?
— 多い方ですね(笑)。どんなものを預けたんですか?
「引っ越すまでの3ヶ月で使わないもの」を考えて預けました。本が多く、画材やブーツなどもラージボックスに入れました。たくさんあった帽子もほぼ預けました。中身を1点ずつ撮ってくれるスタンダードプランもありますが、私は中身を見られたくなかったから、エコノミーボックスにしました。あとで箱ごとに名前が付けられているのをアプリで見てびっくり。中身が見えなくても、これなら入っているものがわかりますよね。
— 「期限を決めて、それまでに使わなかったモノを預ける」という整理の仕方もいいですね。引っ越しも楽になります。
おかげでウォークインクローゼットも久しぶりに床が見えて、「こんなに広かったんだ」って、改めてびっくりしました(笑)。
一度外に出すことで、本当に必要かどうかが見えてくる
—今まで抱え込んでいたモノを一度預けてみて、どうでしたか?
家賃はモノの場所代を含むけれど、毎月引き落とされているとそのことに気づきづらいじゃないですか。それが可視化されて箱で換算される。「モノを持ち続けるためにはどれくらいの費用がかかるのか」という目で見たら、これはあってもいいな、これは手放してもいいかなというバロメーターにもなりました。そしてモノが減ったら今度は、預けられない大物家具もかなり処分できたんです。
— よく決断ができましたね。
家がスッキリすると、いつかは処分したいと思っていたキッチン台とテレビ台の存在も気になってきたんです。「こうなっていたい」という自分の姿を今後のライフスタイルに当てはめたら、これらを持ち続けることはそぐわないなと思いました。
— 暮らしのモノも、必要かどうかが見えてきたんですね。
これでも向き合うのは大変だったんですよ。でも、それは私にとって必要な時間でした。
— なんとなく持ち続けていた家具も手放してみて、今の生活はいかがですか?
広々とした部屋になって気分がいいですね。広くなった部屋を見て、夫が「もう引っ越さなくてもいいんじゃない?」なんて言ってくれるくらい、家にいる時間が楽しくなりました。ずっと狭い家が恥ずかしくて自信も持てなかったのに、友だちを呼んでパーティをしようかなと計画も立てています。いい空間で過ごしていると、セルフイメージも上がっていくように思えます。
— 預けたあと、前のようにモノが増えるということは?
今は増えていないです。必要だからとりあえず買うというのをやめて、本当にわくわくするアイテムだけを買おうという思いも強くなりました。いいお部屋に住んでいると、むやみにモノを増やしたくなくなりますよ。
— 逆に、預けすぎてしまったという不安はありますか?
あまりないですね。完全にモノを捨てたわけじゃないし、いつでも引き取れる安心感もあります。引っ越したあとに全部引き取ったとしても、預けていたモノを改めてもう一度選別することになりそうです。モノに圧倒された中での選別と、きれいな空間で落ち着いた状態で行う選別では、また違う判断になると思います。
—— 取材後、レイチェルさんよりこんなメールが届きました。
「結局その後もサマリーポケットで預けて、合計100箱ほどになりました。サマリーポケットにお願いしていなかったらと思うとゾッとしています(笑)」
— 今のお部屋で過ごす時間が、最後まで心地よいものになりそうですね!
※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。