ひとり暮らしなら自己判断でモノを持ったり手放したりして、暮らしやすい生活を維持できますが、家族という集団生活になると一気に片づけのハードルが上がります。
しかも子どもがいるとすぐにお部屋がモノであふれてしまうし、収納スペースも残しておきたい思い出のモノで占拠されがち……。子どもが小さいほど、きれいな部屋とはかけ離れた生活になると、嘆く親御さんたちの声はつきません。
そこで、ご自身も小学生と保育園のお子さんと生活している、整理収納アドバイザー2級の資格も持つ編集者の松田祐子さんに、子どもとの暮らしでもスッキリとした部屋で過ごすためのコツをお伺いしました。
まるでモデルルーム!
生活感を感じさせない収納の工夫
ご自宅にお邪魔して驚いたのが、生活感を感じさせない素敵なインテリアに囲まれた部屋。
ダイニング&リビングでは大きなアルコランプをメインに、地方で買い付けたアンティーク家具を中心にレイアウト。古い家具の持つ独特な風合いは、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
お子さんは9歳と4歳の女の子が2人。モノの管理が大変な時期ですが、収納好きで整理収納アドバイザー2級の資格を持つ松田さんは、お子さんのモノをどのような工夫で片づけているのでしょうか?
学校の教科書や文房具は隠して収納
ダイニングテーブルは子どもたちが宿題をするデスクスペースでもあります。勉強がしやすくなるように学校の道具もダイニングに置いておきたいところですが、教科書やノート、文房具など生活感がでるモノばかり。
松田さんはシンプルなケースにラベリングして仕分けし、使って終わったらすぐしまうことを徹底。普段はテレビボードの扉を閉めて隠しているので、生活感が出ることはありません。
ラベリングされてしまう場所がしっかりあることで、使い終わった後の片づけもグッとラクになりますね。
おもちゃの片づけは
写真を貼って元に戻しやすく
気づけば、すぐ部屋いっぱいに散らかってしまいがちのおもちゃ。特に大事なのは、親の負担を減らすためにも子どもたち自身が片づけやすくなること。
どうやって収納しているのかを見せてもらいました。
「下の子がまだ文字を読めないので、100円ショップで購入したネームプレートに携帯で撮った箱の中身の写真を入れ、おもちゃ箱の外側につけています。
モノは定期的に管理しなければ無限に増えてしまうため、中身がいっぱいになったら必要なモノと処分するモノを仕分けしてもらうようにしています。
自分で決め、納得して処分するから後悔がないですよね」
姉妹でひと部屋を使っているので、共通のおもちゃ箱のほかにパーソナルのモノを入れられる『なんでもボックス』もそれぞれに用意。自分の大事なモノを個人で管理できるようにしていて、お子さんもそれがうれしいようです。
1週間ごとに着る服をハンガーラックで管理
「部屋がごちゃついて見えるのは、余白がないから」と語る松田さん。
クローゼットや衣服棚とは別に、日々着る服をかけるハンガーラックも詰め込むことはしません。
「これは平日1週間で着る服と制服を吊るすラックです。学校に行く前の支度と学校から帰ってからの着替えを自分たちでできるように、下の子が年少組になってから取り入れました。
ハンガーラックにかけられた最小限の服の中で選ぶので、着たい服を見つけやすいというメリットもあるんですよ」
「モノの住所を決めてあげれば『あれどこだっけ?』がなくなり、みんなのストレスも減ります。習い事の道具も自分で取り出せるように一ヶ所にまとめています。子どもたちだけでできることが増えるとその分私の手も空くので、忙しい朝にも助かっています」
子どもの自立を促しながら自分もラクをする。収納の工夫は親の暮らしを助けるためにも大事なんですね。
子ども2人分の思い出のモノが収納を圧迫!
モノも少なく整理整頓された理想の部屋ですが、松田さんにもお悩みが……。
- 子どもの思い出のモノを処分できない
- 保管しているお下がりがかさばる
使わないけれど取っておきたい子どもの『思い出のモノ』が、かなりの量である様子。どのご家庭のクローゼットの奥にもあるはずですが、意外に場所を取ってしまいます。
松田さんの収納方法を見せてもらうと……。
「クローゼットに入れておくモノは、ジャンルでわけて無印良品の布ボックスに入れ、外にテープを貼り、ペンで中身を書いてラベリングしています。布製で軽くテープも剥がしやすいので、何度も使えますよ」
しまい込むモノは全てこの箱で揃えているため、見た目に統一感があってきれい。柔らかい布製なので、重ねるときは紙や本などの硬いモノを下に、洋服などの柔らかいモノを上にするのがおすすめです。
「中でもいちばん場所を取っているのが、保育園で作った工作類なんですよね」
「特に立体モノはかさばります。でも保育園や幼稚園の頃に一生懸命手を動かして作ったモノって思い入れが強いんですよ。写真に残して処分というやり方もしていたんですけど、やっぱり質感があるモノはできるだけ残したいですね」
「連絡帳も数年分、毎日のことなので捨てるか迷っているんですけど、この頃こんなことで悩んでいたんだとか、この日に歩けるようになったんだとか……見ていると涙腺が緩くなってしまいますね(笑)」
そう言うと、しばらく思い出を愛おしそうに眺めていました。
家にあるとかさばって困るけど、いつまでも取っておきたい大切なモノ。家の収納には限界があるので、宅配収納「サマリーポケット」に預けてお家をスッキリさせることにしました。
いつでも1点からでも取り出せる、
サマリーポケットへ!
月額330~895円(税込)からの宅配収納「サマリーポケット」は、専用ボックスでモノの管理ができる宅配型トランクルームサービスです。オーダーから最短翌日で専用ボックスが届きます。
今回松田さんは、預けたモノが1点ずつ撮影されてスマートフォンから確認できるスタンダードプランを利用することに。
スタンダードプランでは、ラージボックス、レギュラーボックス、アパレルボックスの3種類のサイズの箱を選ぶことができます。
預けるモノの横幅があるので、長さのあるアパレルボックスに詰めていくことにしました。
アパレルボックスには洋服以外を入れてももちろんOK! 幅60cm×奥行38cm×高さ20cmのサイズで、スケッチブックもすっぽりと入れることができます。
中身は倉庫で撮影されて、預けたモノの写真をスマホからいつでも確認することができます。29点までは1点ずつ、30点からは倉庫判断でまとめて撮影されます。
撮影されたアイテムごとに、1点ずつ取り出すこともできます。
工作など壊れやすいモノは個別に梱包して詰めていくのがおすすめです。
しばらく使わないお下がりも
サマリーポケットで保管
もうひとつ松田さんが悩んでいたのは、子どものお下がりアイテム。
「服は安いモノも買いますが、靴はそれなりにするものだから絶対にお下がりにしています。けれど姉妹は4歳差。次の子が使うまでに4年間残さないといけないので、その使わない期間、クローゼットで場所を取るんですよね」
年が離れた兄弟・姉妹がいる場合、お下がりの保管場所で悩む方も多そうですが、しばらく出番がないモノもサマリーポケットへ預けましょう。
松田さんは一度に全部取り出すために同じサイズでまとめて空き箱に詰めました。スタンダードプランでは、封をせずに中身が見えない箱や袋にいれると中が見られる状態にして撮影してくれます。開けて撮影されたくないモノには「撮影不要」と書いてメモを貼り付けておけばOK。
収納スペースが広くなり新たな「余白」が生まれて、松田さんも大満足。
「今度はお下がりの洋服も預けてみようかな」と、サマリーポケットを活用して部屋をもっとスッキリ使えるように考えているそう。
サマリーポケットを使って、どうしても手放せないモノが家に溜まっていくプチストレスから解放!
思い出のモノや未来で使うモノをサマリーポケットに預けることで、家のスペースをもっと有効活用して、家族みんなが快適になる部屋を実現してみませんか?
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※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。