スマホひとつで部屋が劇的に片付く収納サービス「サマリーポケット」の利用例を中心に、こだわりの収納法や断捨離術など、“モノの管理方法”についてお届けするサマリーポケットジャーナル。
自宅で過ごす時間が長い今日この頃。
「サマリーポケットジャーナル」では、「おうち時間を快適に」と題して、さまざまなジャンルの方にご協力いただき、お部屋での時間を快適にするアイデアや、心地よい暮らし方をご紹介していきます。
今回は、水墨画アーティストとして活躍するCHiNPANさんに寄稿をいただきました。
家族3人で暮らすお部屋が手狭に感じられた頃、外出自粛の影響を受け、引っ越しを断念されたそう。
夫婦揃って突然の在宅ワーク。
自宅を快適にするため、サマリーポケットを活用した仕事道具や書籍の保管方法をご紹介いただきました。
愛着のある我が家が、いつしか手狭に
この家は独身の頃から愛犬と住んでおり、私にとって都心ながら自然を窓から見渡せるこの部屋にとても愛着がある。付き合っていた当時から夫には、年老いて目が見えなくなってしまった愛犬の為に環境は変えず結婚出産し、例え手狭になったとしても住居を変えたくない、と言う私の犬中心の生活スタイルをよく理解し合わせてもらってきた。
そして去年、長い闘病の末、愛犬は安らかに息を引き取り、この家に住む1番の理由を失ってしまったのです。なんだか気が抜けてしまっていた中、ふと間もなく1歳になる娘と私たち夫婦の家族3人にはやはり少し手狭だな、去る時がやってきたのではないか。と、ぼんやり考えはじめたのです。
さて引っ越しでもするかな。と思い立ち物件をネットで探し出した矢先、世の中は新型コロナウイルス（COVID-19）が感染拡大し不急不要の外出を自粛、感染防止対策として「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング（距離をとる事）」が求められるようになり、小さな子供がいる身としては余計に引っ越しをするタイミングを見失ってしまったわけです。
夫婦揃っての在宅ワークに部屋は緊急事態！
そもそも私は絵を描くことを主に生業にしているので1日のほとんどを家で過ごし、子供ができてからは尚更その時間が長くなっていました。
昭和天皇が崩御された際の新聞や平成になった瞬間の号外と自分の過去の作品をコラージュし蝶々にした作品「平成成仏」
水墨画と人体の融合シリーズ「BLACK WORKS」
そんな中、夫は音楽を生業にしており不規則な忙しさで目まぐるしい生活を送っていたのが軒並み外仕事は中止になり、自宅での制作に切り替わり必然的に私たち家族は家で共に過ごす時間が長くなりました。
狭い！引っ越したい！から一変。二人とも在宅ワークを強いられている訳ですから早急な改善策が必要となりました。
まずはお互いのデスク周りや仕事スペースの強化、そして何より子供が産まれてからというものモノが増えに増え、部屋の圧迫が緊急事態！
自宅での制作環境を整える必要が出てきました
レンタルルームを借りてみるかと調べてみたけれど、どう考えてもズボラ母である私がどこに仕舞ったか管理しきれるとも思えず、そもそもこのタイミングでモノの出し入れをしに外にでるのはやはり気がひけるので却下。
そうなると以前友人が作品や衣類を預けてアプリでみれるとかいうやつなんだったけ…
調べたらあっさりとでてきた「サマリーポケット」
1箱月額330～895円（税込）からというのも魅力的だったので登録をし、とりあえず冬物アウター用に1箱取り寄せてみることに。
箱に詰め、指定すると翌日にもう荷物を取りに来てくれ、一週間ほどするとアプリにはずらりとアイテムが並べられていた。そこからアプリ内でアイテムを選びクリーニングもそのまま頼める点も子供がいる身としては時間が削減できるし、そもそも外出しなくて済む事自体かなり助かる。
スタンダードプランでは1点ずつ写真で管理ができる
「これはいいぞ」とさらに追加で何箱か取り寄せ、作品、収集していた画集や写真集、撮影や制作で使う材料など見て見ぬ振りをしていたモノ達を整理してみることに。
制作に欠かせない仕事道具を整理
我が家は壁一面に手製の仕事で使うモノの収納棚がある。工具や筆類をはじめ、作品やいつか使いそうなリボンの端くれまでボックスや引き出しにざっくり分けられている。
実は自宅で保管するよりも保管環境が良く、プロが保管してくれるので家で持っておくよりも良いと判断し、何度か作品をサマリーポケットに預けていたので、今回は素材や書籍類を整理することにした。
いざ！ 材料や撮影小物用にレギュラーボックス、書籍用にブックスボックスを手配！
取り出しは一点ずつでも箱単位でも同じ料金なので、同じタイミングで使いそうなモノはまとめて1箱に収納。冬用アウター類とか夏服とか。私の場合、同じシリーズの作品群ごと等、衣替えするときにラベリングして収納していくイメージで箱ごとに分類するのをお勧めします。
まず本棚の整理です。
画集や写真集はサイズがまばらで収納しづらく本棚に入りきらない本が床に直置きに。もう埃も被っちゃってるし…大切にしてたんじゃないのかよ…私よ…とツッコミつつ…。
これらを普段仕事で使う参考書や専門書、読み返したい小説や漫画類は手元に、大切だけどあまり読まない画集や書籍を２重底になっている頑丈なブックスプランのボックスに詰めていきます。
ブックスプランのボックスは底が二重で安心
ブックスプランでは1冊からゆうメールで取り出し料352円〜なのでいざ必要になった時も気軽に取り出しできるのでバンバン気兼ねなく預けていけるのがなんとも心強い。
ただ詰めるだけなので、あっという間に片付けは終了。
さっぱりした本棚。折角なので本達の居場所を変え、より使いやすく私のデスク周りは無事強化されました。
さて次は、撮影や制作で使う材料や小物達だ。
実はすでにサマリーポケットに2箱分預けていて、これでも大分減った状態。とはいえかなりの量なのは確か。これらをフリーザーバッグに大雑把に小分けにしてレギュラーボックスに詰めていきます。
写真の撮影は1箱あたり最大30アイテム分(30点を超える分については、スタッフさんの判断により登録点数が30点以下となるよう適宜アイテムをまとめ、登録・管理されるようです）とのこともあり、事前にこうやって透明な袋に小分けにすることによりアプリで見たときに大体のアイテムが把握しやすくなります。
中身が見える状態なら、このまま撮影してくれる
そのお陰でで、いざ撮影や制作の時に、追加で何を買えばいいのか即座にイメージしやすくなりました。家で管理しているモノを把握しきるのも限界があり、あるかと思っていたけどなかったという凡ミスが多発していたのでこれはいい発見でした。
素材や撮影の小物だったりって、ある種の出会いなので見つけたらすぐ買わなければなりません。彼らの出番はすぐかもしれないし、数年後かもしれない。捨てたくても捨てられない、けれど場所はどんどん埋まって近頃は新しい出会いを追加する隙間もなかった。これでは本末転倒なのです。
こうして素材ボックスもスカスカに。これでまた新しい出会いがやってくるかな。
収納スペースが空けば、新しい出会いも楽しみになる
サマリーポケットは
変化する生活の一部に
引っ越しは当面見送りにした我が家。
私はこの部屋で一人暮らし、犬との暮らし、同棲、結婚、出産し、赤ちゃんだった娘も子供へと成長し、環境を変えても部屋は変えず長い時間を過ごしてきた。
生活が変われば持ち物は増え、いくら断捨離をしても捨てることのできない、部屋を圧迫するモノがどうしても出てくる。
そんな中、サマリーポケットとの出会いは私にとって画期的で、実物が手元になくともスマートフォンで管理することは、配送してもらうというタイムラグはあるにしても常に手元にあるのとほぼ同義であり新しい生活スタイルを教えてくれたのです。
きっと、そう遠くない未来で引っ越しもするし、これからの我が家の生活はどんどん変化していく。そんな中でも生活の一部としてごく自然にこれからもサマリーポケットを活用していくのでしょう。
※記事内のサマリーポケットの情報はすべて公開時のものとなります。料金・プラン等は変更となっている場合がございます。
フットウェアブランド「OAO」と、夫でありTempalayのドラムを務めるJohn Natsukiとのコラボスニーカー「THE CURVE 1 John Natsuki & CHiNPANモデル」が発売されるほか、店舗内装やファッション、音楽関連のビジュアル制作等、幅広く活躍中。
2016 定期ボディペイント作品展「女優展」スタート(現在第12回まで開催)
2017 初個展「BLACK WORKS」
2018 個展「平成成仏」
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